井上尚弥は「5~7Rで勝つ」 英誌は秒速KO否定的「ドネアが1、2Rで蹂躙されるとは…」
7日、WBSSバンタム級決勝へ臨む井上尚弥(左)【写真:Getty images】
英専門誌が展望「井上のボディショットでKO。5回から7回の間だ」
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝は7日、さいたまスーパーアリーナで行われ、WBA&IBF王者・井上尚弥(大橋)がWBAスーパー王者ノニト・ドネア(フィリピン)と頂点を争う。プレビューを展開した英専門誌は「ドネアが1、2ラウンドで蹂躙されるとは思わない」と恒例となった秒速決着に否定的な考えを示す一方、モンスターの代名詞となったボディショットで中盤KOを予想している。
「フィリピンの閃光はモンスターを止めることができるのか?」と特集したのは「ボクシング・マンスリー」だった。5月、スコットランド・グラスゴーで行われた準決勝エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)戦前には井上を表紙に抜擢するなど、注目を続けてきた英国の専門誌はバンタム級頂上決戦をどう見たのか。
「ロドリゲス、パヤノ、マクドネルのように1、2ラウンド以内で、ドネアが蹂躙させることはないと予想する。その可能性を自信を持って否定することは勇気が必要だ」
井上はバンタム級転向後、ジェイミー・マクドネル(英国)、フアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)、ロドリゲスという世界王者を合計441秒というKO劇を繰り広げているが、ゴング間もない秒殺決着はないだろうと分析した。
「ドネアにはチャンスがやってくるかもしれない。一回のチャンスだけで十分かもしれないが、彼は圧倒されるだろう」
閃光の左フックという一撃必殺のブローを持つ5階級制覇王者。一発で勝負を決める実力者であることを評価する一方で、モンスターの優位性は揺るがないと指摘した。
その上で「我々の予想はイノウエのボディショットでのKOだ。5回から7回の間だろう」と予想した。
ロドリゲスら猛者の心をへし折ってきたモンスターのキラーブローで決着――。かつて米メディアで「崇高なボディショット」と称賛された必殺技で井上が頂点に立つと、英誌は予想した。
(THE ANSWER編集部)
https://the-ans.jp/news/92678/
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